埼玉県新座市新堀にて 京焼 原清和造 油滴天目茶碗 の出張買取
埼玉県新座市新堀にて 京焼 原清和造 油滴天目茶碗 の出張買取をいたしました。
日本で禅宗が盛んになった鎌倉時代、中国禅宗の中心であった浙江の天目山に留学した禅僧が喫茶の習慣と共に茶碗を日本に持ち帰りました。
その鉄釉のかかった茶碗を「天目」と称し、中でも特に鼈口を有した2段の口造り構造となった茶碗は保温に優れたものとして茶道を愛好するものに好まれたため
こうした茶碗を「天目茶碗」と呼び珍重して、台子点前・貴人点などの重要な茶会などの際に用いるようになりました。
油滴天目はその中でも特にランクの高いものとして扱われましたが「油滴」の名はその窯変の美しさが油の滴のようであるところから付いたと言います。
現在でも茶道の世界では特別なお点前の際にのみ用いられています。
貴重なお品をありがとうございました。